日頃、皆様方には広く自治会活動にご支援ご協力をいただきましてまことにありがとうございます。心より御礼申し上げます。さて、まだ少々冷たく寒々とした気候ではありますが町の中を散策しておりますと、木々の芽も膨らみ梅の香漂う春めいた様子がうかがえるいつもの成城を感じることができます。しかし一方では、敷地面積の小型化とか、圧迫感のある高い塀とか、周囲のたたずまいとの調和が乱れているとか、住環境への阻害などお構いなしと言った建築が目立ってまいりました。新たな地域にて生活を始めるときには、周りの生活環境を気遣い、それに合わせたたたずまいを行い、そこに長らく住んでいる人に敬意をもって接するといった日本人の心身に沁みついていたであろう「思いやる心」が失せてしまいつつある感じがいたします。これらを含めて成城のまちも急激な変化に見舞れようとしているのではと危惧してしまうのは私だけでしょうか。
委員会の設置
このような中、わが町成城は数年の後にまちがつくられてから百年を迎えんとしております。そこで自治会としては、記念事業を行う旗振りをすることとし、昨年7月の理事会において「成城まち100年記念準備委員会」通称「100年委員会」を設置することが決定されました。第1回の委員会は7月25日に開催され、会長の岩波理事を委員長、副会長の髙橋理事と常任理事の岩村理事を副委員長、常任理事の藤森理事を資料担当事務局、日置事務局長を事務局とし、これに常任理事の石神、石田、富川、井上各理事を加えた常任理事会メンバーにてスタートすることといたしました。準備の進み具合を見ながら逐次メンバーを増やし町全体で行うようにしていきたいと思います。次に、どのような事業を行ったらよろしいのかをフリートーキングしたところ、7分類50項目に及ぶ案が出され盛り上がりを見せました。この内容については、おいおい具体化されるときにご紹介いたしましょう。
まち発祥の起点
次にこの日の重要議題として、まち発祥の起点をどこにするかについて討議し、10項目近い起点案が出されました。これらについて、資料の収集を行い、成城学園教育研究所をはじめ世田谷区や図書館等での調査を行うことといたしました。この課題につきましては時間を十分かけて研究論議する必要があるものと考えて活動いたしました。第2回目の委員会は、8月15日に開催され、起点についての情報の読み合わせを行いました。以降第4回委員会まで起点を論議した結果、100年委員会としては大正13年を起点とする案に絞り込み、11月の理事会にてその内容を説明し、理事の方々には1か月考えてもらって12月の役員会にて自治会案を決めることといたしました。自治会案が決まりましたら、地域の方々に紹介させていただき、自治会案に対してのお考えをいただくこととし、この重大な案件に遺漏なきように確認準備を行いました。
自治会案決定
まち発祥の起点について自治会案が12月の理事会にて承認されました。そこで地域の方々への問いかけ文を作成することと、草創期のことに詳しい方など問いかけをさせていただく方々の選び出しを行うとともに『砧』でも紹介して、読者のご意見を伺うこととし、回答は1月末を締め切りとしてまとめることにいたしました。
集計結果は後日
2月の10日までの回答では、ほとんどの方が自治会案に賛成とのことで反対はおられませんでした。自治会案に賛成だが一言助言したいとおっしゃられる方がおられましたので、お話をお聞きしたいと思います。
今後の進め方
「まち発祥の起点」が決まりましたら、多くの記念事業案の中から適切なものを絞り込み、逐次日程計画を埋めていきたいと思います。これらが具体化する際には、皆様にご協力をお願いすることになろうかと思いますので、よろしくお願いいたします。100年目は一度しかめぐってまいりません。まちを作り上げてきた先人に感謝を込
めて住民全員でお祝いいたしましょう。この活動報告は折を見てこの誌面でご紹介いたします。よろしくご支援ください。(100年委員会)
~ 2020年3月発行の『砧』805号の巻頭より転載しました。~