1.防災みまわり隊打ち合わせ会のご報告
去る8月26日(土)、成城ホールに於いて「防災みまわり隊打ち合わせ会」が行われました。この打ち合わせ会は、前の「防災リーダー会議」と称する打ち合わせ会が「大災害発生時住民行動マニュアル」の一部変更に伴って名称変更されたものです。
この変更点につきましては、『砧』8月号1ページに記載してあります。要点は、「防災リーダーマニュアル」によりますと、リーダーとサブリーダーは、大震災が発生した際、番地内を見回ることになっておりますが、これだとリーダー、サブリーダーが不在の時は誰も見回らないこととなり、安否確認標識が出ていない所で命の危険にさらされている人が、発見されないこととなります。これでは命を助けようがありませんので、発災時に在宅している人で、安全に見回れる人は番地内を見回り、安否確認標識の出ていない家を見つけた場合、大声で人を集め、家の中をチェックするように依頼して、自分は1周チェックを終わらせるまで続けるようにする、という具合に変更いたしました。
もちろんリーダーが不在である時はどなたかにお願いしてあるとは思いますが、お願いがスムースにいかなかったり、お願いされた人が見回れない事情が生じたりと不安定な要素が多々ありますので、「発災時点で安全に見回ることができる人に見回ってもらう」ことと致しました。この「安全に見回ることのできる人」の打ち合わせ会ということです。もちろんここには、過去にリーダーを担当されていた方も含みます。
8月号で3段目の4行目に「リーダーを決めないで」とあるのは間違いで「リーダーと決めつけないで」に訂正してください。またその6行後ろに「防災リーダーと言われていた役割をやめて」とあるのも「防災リーダーが見回ると言われていた役割をやめて」に修正してください。記述ミスで申し訳ありません。 こういった説明を防災みまわり隊打ち合わせ会にてさせていただきました。
参加者数は113名、応援に駆け付けた自治会理事11名、災対PTスタッフ14名、合わせて138名でした。参加者アンケートの結果は、みまわり隊について理解したかの問いに対して「解った」が98名、リーダーの必要性については「必要」と答えたのが75名、打ち合わせは有意義であったかに対して「有意義であった」が93名でした。多くの皆さんがマニュアルの変更とこの会に対して好意的に見ておられるようです。
ご意見としては、「災対PTの真剣な取り組みを感じた」 「担架の作り方が解って良かった」「みまわり隊は非常にいい」「自治会員以外に早く周知してほしい」その他多くのご意見をいただきました。今後の参考にさせていただきます。次回の開催は2月です。
<お答え>質疑応答の際にご質問のありました、東京都発表の都心南部直下地震被害想定に基づいて区が示した成城地区の被害想定についてお答えいたします。
死者:16人、負傷者:179人(内、重傷33人)、全壊:183棟、半壊:701棟、全焼:208棟
2.災害対策訓練のご報告
9月1日(金)に成城地域全体で行われました「大災害発生時住民行動マニュアル」の訓練(安否確認標識掲示訓練)はいかがでしたでしょうか? 全体の結果は下表のとおりです。詳しくは次号でご報告しますが、概要を述べますと、
- 戸建て住宅の掲示率は昨年 の9月と同程度でした。
- 戸建て住宅の 「無報告番地」は、2022年度に比べ約2倍と大幅に増加しております。
- 集合住宅は今後どのように展開すれば被害が出ないようになるのかを行政共々検討していきたいと思います。
みんなで「この地域から一人の犠牲者も出さない」ように成城人の気構えを新たにしていきましょう。
3.住民研修会開催のお知らせ
災害対策に関する住民研修会を開催いたします。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
- 日時 11月11日(土)10時~
- 場所 砧総合支所 4階集会室
- 申込 申込書を全戸に配布します。
※砧中学校 避難所運営訓練「避難所フェスタ」(11月18日(土)10時~)もご参加ください。
~ 2023年10月発行の『砧』846号より本文を転載しました。~
災害対策プロジェクトチーム
成城地区自治会連合会(成城自治会・成城団地自治会)
(令和5年度東京都地域の底力発展事業助成金対象事業)