みなさん お手紙など住民の声をお寄せください。
このままだと、地域風景資産がなくなります。
今回、仙川沿いに建てられる東宝の賃貸マンションの断面図です。
上が業者が企画している建物と桜並木の遊歩道の位置関係の図と、下が建築位置を10m下げた場合の断面図です。
「仙川・緑と水の会」、近隣地域住民の会、また、成城自治会でも「成城憲章」や世田谷区の地域風景資産を守るように東宝の社長に要望書を提出していますが、一向にご返事が届く様子がありません。
行政では唯一、風景資産が危ないとの認識で、担当部署がご努力いただいておりますが、ネット上ではこの工事手続きが完了していることになっています。
ここ何年間もこうして、成城のまちの財産が壊されてきました。関係住民も法的手続き等が絡むとつい諦めてしまうという実態がここにあります。しかし、成城のまちを立ち上げた草創期の先輩方に、そして、この由緒ある街を受け継ぐ子孫のために、これでよいのでしょうか。
世代交代と新しい住民の方々の意識で、まちの姿が多少変容していくのは当然ですが、緑豊かな学園都市としての風格・風情は残していきたいものです。
このまちの草創期からの桜は(今の桜は河川工事後の桜)世田谷区以外からの人々からも愛されている風景です。
今、住民が声を上げないとまた一つの成城のまちの財産が消えていきます。
今年の春も楽しませてくれた
桜の命が絶たれるのです。
(取材 広報部)