『震災伝えたゲンちゃん 天国へ―――紙芝居モデル犬、福島から保護 防災活動に一役』の大きな見出しで、去る2月23日に亡くなったゲンちゃんが、3月29日に発行された朝日新聞東京版(朝刊)で紹介されました。2011年秋、東日本大震災で被災したゲンちゃんと岩波桂三さん(現会長)との出会い、翌年には成城自治会の災害対策チーム立ち上げ、紙芝居作家の築野友衣子さんが描いた「ゲンちゃん 津波を生き延びた犬」がフランスで絵本として出版される、そして、初回は5%だった安否確認標識訓練の掲示率が昨年には5割に・・・。「この地域から一人も犠牲者を出さない」を目標に掲げて、ゲンちゃんと一緒に進めてきた自治会の歩みを取り上げていただきました。
7段にわたる記事の最後は、「ゲンちゃんが死んだ後、岩波さんが自宅につくった祭壇には地域の人たちや小学生から送られた生花が並んだ。岩波さんは“ゲンちゃんを通して広がった地域とのつながりや取り組みを大切にしたい”――」としめやかに締め括られています。
4月に配付される広報誌『砧』4月号では、天国から届いたゲンちゃんのお便りをご紹介します。ぜひご一読ください。(広報部)
3月1日のお知らせ「ゲンちゃん逝く」はこちらから。